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2020年12月の記事一覧

学習指導に関する変更事項について

 本校では、今年度「自立・創造」を学校キーワードとして、様々な教育活動に取り組んでおります。学習指導については、卒業までに「自立した学習者(学習意欲が高く、自分で考え、判断し、学ぶことのできる)」になることを目指しております。現在の親園中生の様子を見ていますと、3年生などを中心に、まさに「自立した学習者」となっている生徒も見受けられます。そして、すべての生徒が「自立した学習者」になるために、本校の学習指導について、冬休み明けから、次の通り変更します。

1 宿題を廃止する
 長期休業中を除き、宿題を廃止します。これまで、宿題があることで、自分のやりたい学習が滞るといった話を耳にしています。また、家庭での学習は宿題だけで、自分で考えた学習はしていないとの話も聞きます。家庭での学習は、できない部分や苦手な部分を自分で考え、その部分を集中的に行うのが効果的です。そこで、冬休み明けからは宿題を廃止して、家庭での学習は、自分で考え行うよう促します。御家庭においても、お子さん自身が考え学習できるようサポートをお願いします。
 なお、来年度入学する1年生については、当面宿題を出し、様々な学び方を獲得させていきます。

2 自主学習はノート2ページ限定ではなく、プリントや問題集も可とする
 これまで、すべての学年で自主学習はノート2ページ限定とし、プリントや問題集の提出は認めませんでした。しかし、自主学習ノートの作成に時間を取られてしまい、自分で学習したい内容を進められない生徒がいることも事実です。そこで、冬休み明けからは、自主学習の提出は、ノート限定ではなく、プリントや問題集の提出も可とし、自分で考えて学習できるようにします。ただし、自主学習の提出が2日程度滞った場合は、担任主導の学習を課します。
 なお、来年度入学する1年生については、学習習慣を習得するため、当面自主学習はノート2ページとする予定です。

3 3分前学習を導入する
 5教科の授業では、生徒が授業開始3分前にプリント等に取り組む「3分前学習」を導入します。新学習指導要領の完全実施を前に、授業では「自らの考えをまとめる活動」や「話し合い活動」など、思考力や表現力を高める活動にもウエイトを置いております。しかし、実際の高校入試等を考え、学習した内容を自分がどの程度理解しているかを把握することも重要です。そこで、3分前学習を導入して、知識の定着を図ると共に、自分の弱点や理解不足の点を認識させ、家庭学習につなげます。

4 授業を改善する
 「自立した学習者」育成の要となるが授業です。授業は、生徒が「学ぶ意欲を高める」「学ぶ方法を獲得する」場と捉え、授業改善を行います。「学ぶ意欲を高める」ために、生徒の興味関心が高まるような「問い」を設定したり、「学ぶ方法を獲得する」ために、生徒が主体的に調べて課題を解く、話し合う、考えを書く・発表する等の活動に重点を置いたりした授業改善を進めます。

以上、4点について冬休み明けから実施して参りますので、御理解と御協力をお願いします。

情報通信機器使用に関するルールが完成しました。

 学校だよりでもお知らせしましたが、12月17日(木)に開催された、親園中学校区第3回学校運営協議会において、「情報通信機器使用に関するルール」について協議し決定しました。今回のルール策定に当たっては、校区内各小中学校で話し合いを行うと共に、保護者や地域の皆様からも多数の御意見をいただきました。封書で示唆に富んだルール案をお送りいただいた地域の方もおり、心から感謝申し上げます。
ルールは下記のとおりです。

親園中学校区情報通信機器使用に関するルール

【時間】
 ・平日は、1時間以内にする。
  (学習で使う時間は、小学校プラス30分、中学校プラス1時間)
  休日は、2時間以内にする。
  (学習で使う時間は、小学校プラス1時間、中学校プラス2時間)
 ・小学校は21時、中学校は22時までにする。
【場所】
 ・家族の目が届く場所(リビング・茶の間等)で使う。(学習の時も同じ)
 ・寝る時はリビング・茶の間等の家族の共有スペースに置いておく。
【使い方】
 ・学習や宿題などやるべきことが終わってから使う。
  (勉強時間の目安は、小学校:各学年×10+10分 中学校:学年+1時間)
 ・相手が嫌な思いをしない表現(言葉・文章・スタンプ等)を使う。
 ・ネット上に個人の動画や画像をアップしない。

以上を共通ルールとした上で、家庭内のルールを家族と相談して決めることになります。家族みんなでルールが守れるよう、御協力をお願いします。

リーフレットはこちらからダウンロードできます。 → 2020情報通信機器使用ルールリーフレット.pdf